違いがわかる、古典と絞りの振袖展
当店のような着物全般を取扱う専門店には、振袖を見にいらっしゃるお客様というのは数はあまり多くないのですが、わざわざおいでになった方は、やっぱり鮮やかにして品の良い色柄の振袖に見入られて、その品質や美しさに、とても共感していただけます。

友禅の場合は手仕事から生み出される精緻なタッチやぼかし・染め分け、一方「絞り」の場合は独特の緩やかな輪郭と手仕事の偶然性から生まれるユニークさが、その最大の魅力です。
一点一点が絵画と一緒であり、しかもお召しになる本人を引き立てるために生み出された色彩であり構図となっているため、振袖姿の女性は一人一人が歩く美術工芸品になるといっても過言ではありません。

独身女性の第一礼装である「振袖」をせっかくお召し頂けるのですから、着用するご本人ご自身が喜ぶことはもちろん大事なのですが、それをお選びになるお母様やおばあちゃまには、もっと大きな視野で、娘さん(お孫さん)の存在感や意識を高めるような「振袖の価値、パワー」を認めていただき、しっかりと選んでいただきたいと考えます。
大層なことを書きましたが、「せっかくのお振袖」ですから、単純に「いっぱい見比べて品選び」というよりも、お嬢さんのこれからのご成長にふさわしい一枚にイメージをふくらまして、吟味いただければと思います。
ご来場をお待ちしております。



