「おおいた遺産に認定されたぶんご絞り、大分が生んだ絞り作家・安藤宏子 抄展」
11月22日(土)から開催される当店の創業祭の特別記念展示として「おおいた遺産に認定されたぶんご絞りと、大分が生んだ絞り作家・安藤宏子 抄展」を致します。


「ぶんご絞り」ってご存知ですか? 「安藤宏子さん」ってご存知ですか?
かつて全国的にも木綿の産地として有名だった「豊後」。暮らしともに「衣」があり、そこには風土と知恵と歴史が育んださまざまな技術と様式が生まれます。木綿の着物に藍で描かれた文様は、絞り技法によるもの。
東海道はじめ全国で「ぶんご、ぶんご」と親しまれていた絞り技法があったそうです。
大分を離れて、有松・鳴海絞りに代表される絞りのメッカ・名古屋で、運命的に「ぶんご絞り」に出会った安藤宏子さん。
幼いお子さんを育てながら、求道者のように、もう途絶えるかもしれない「絞り」を全国各地に訪ね歩き、歴史や技法を知っている方に問いかけ、後世に伝えようと訴え、伝え聞くことで初めて、日本の100以上の「絞り技法」が体系化されました。
そうして創られた「日本の絞り技法」という、貴重な絞りのバイブルは、今やどこの書店にも見当たらず、インターネットオークションでも手に入らないほどです。
また、2005年の「愛・地球博」ではEXPOギャラリーで「日本の絞り展」を開催されていますし、ドイツなどでも展覧会を開かれています。
今年3月に「おおいた遺産」に認定された「ぶんご絞り」。今年7月に銀座ミキモト、9月に鎌倉でそれぞれ久しぶりに個展を開かれた「安藤宏子」さん。
作品・資料の数は限られますが、この機会にご覧になってみませんか。
11月22日(土)~25日(水)まで、当店にて展示致します。以下、ご参考まで。安藤宏子先生のブログから引用しております。
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絞り染めとは布を糸でくくったり、縫い締めをして意図的にシワを付け、模様を染め出す技法です。同様の方法はインド、中国、アフリカ、南米など広く世界各地に存在しています。
英語では「tie-dye」と呼びますが、今日では日本語の「SHIBORI」で世界に通用します。 奈良時代の正倉院御物の中に作品が残っているほど古いのです。
近世になって絹物の「京鹿の子」、木綿の有松・鳴海(名古屋市)が飛躍的に発展しました。
木綿の絞りは、相模(神奈川)の三浦氏が豊後(大分県)に移り住み、木綿産業を興したことに始まります。これが、「豊後絞り」です。技法は名古屋城築城(1610年)の頃名古屋へ伝播し、有松・鳴海絞の代表的な絞り染め「豊後絞り」、別名「三浦絞り」となりました。
現在、国の伝統産業に指定されている有松・鳴海絞りは400年の歴史を持ち、創意工夫を重ねて100種類以上もの技法を生み出して今日に至っています。
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