ご報告) 8月8日(日) ぶんご絞り「体験絞り染め教室」
おおいた遺産に認定されている「ぶんご絞り」の体験教室を実施しましたのでそのご報告を。

今回は、合計9名の参加。制作するものはストール、ご指導いただく「ぶんご遊草会」のみなさんの説明に聞き耳をたてながら、絞り括りの技法を学びました。
私自身、体験教室の2時間のうち、約1時間半は針仕事=運針に時間とエネルギーを費やすものと覚悟していたのですが、今回は輪ゴムや洗濯バサミ、ボタン、フィルムケースなどを活用することで、とても簡単かつ多彩な絞りをすることができました。
何より、絞りの技法の説明と、ハンカチに染めたサンプルを一つに整理したペーパーをご用意されていて、それがとってもわかりやすかったです。
「ぶんご遊草会」のみなさんは、既に毎年何箇所かの小学校などで「体験教室」を実施されているので、教え方がお上手でした。
たしかに小学生がわかって楽しめるようにするんですから、できるだけシンプルにして、やりやすくする必要があったわけですね。

とても手慣れていらして、絞り括りに使う道具のご準備、染めるための藍染の液やバケツなど、そして染めをする場所が汚れないようにするための養生シートなども含めて、段取りバッチリでした。ありがとうございました。
さて、体験教室に参加したみなさんはというと、染めあがったご自分のストールを見てニンマリ。
「わー、こんな風になるんだ!」「あら、とっても素敵になったわね。」という会話に、童心にかえったような笑顔がはじけてました。
おおいたに400年以上も前に根付いた「ぶんご絞り」ですが、一旦は記憶から忘れ去られようとしていました。
それを文献から偶然発見した安藤宏子さんが、人生を懸けて、今ふたたび蕾をつけ、花咲かせようとしています。
どうかこれを読んだ皆さんも、「ぶんご絞り」のルーツとその美しい色彩を大分の誇りとして意識してください。
ご興味ご関心ある方は、ぜひ「ぶんご遊草会(主宰・安藤宏子さん)」に参加して、新しい歴史を開くお仲間に加わって下さい。
「ぶんご遊草会」の連絡先は、会長の佐藤小夜さん(電話.097-552-6126)まで。
月に2度の教室は第2、第4土曜日で、大分市大道にある「だいしんギャラリー」で行われてます。年に1度は作品展も開かれますので、ぜひご覧ください。
また、8月21日、22日に開かれる「本場鶴崎踊り」には、ご自分たちで作られた「ぶんご絞り」のゆかたを着て参加されるそうですので、こちらも楽しみですね。
以下、ぶんご絞りに関して、安藤宏子さんからのご説明内容をそのまま記載します。
~ 「豊後絞り」は、江戸時代初期に日本国内の何処よりも早く商品化された木綿の絞り染めとして知られ、江戸時代を通じて豊後(現大分県)の特産品として有名でした。 豊後絞りの発祥地は高田荘にあった鶴崎地方(大分市)であり、鎌倉時代から室町時代まで約200年間にわたって高田荘を治めた相模国の三浦一族が、江戸時代初期以前に木綿栽培の産業を興し三浦木綿として産物化され、この木綿に絞りを施して藍染めをしたのが三浦絞りの始まりと考えられ、豊後絞りは別名三浦絞りとも言われます。鶴崎地方は江戸時代、瀬戸内海に面した九州の海の東玄関の宿場町として栄え人の往来も多く、全国に「豊後絞り」が広がっていく大きな要因がここにありました。 ~
以上、簡単ながらご報告まで。





